松江観光タクシーR2のリーダー的存在。松江店の本田さん【流通のスタッフ紹介】

流通株式会社のお仕事は多岐にわたります。 そんな流通のいろいろなお仕事を各店の現場スタッフに語ってもらう「流通のスタッフ紹介」 。
第8回目は、松江店で昨年7月にサービスが始まった「松江観光タクシー R2」でみんなを引っ張るリーダー的存在の本田さんです。

スタートから7ヶ月、松江の観光タクシーR2について

昨年(2024年)7月に始まった松江の観光タクシーについて、教えてください。

体制としてスタッフは8人、内訳はドライバー7人、電話応対2人、車は4台で運営しています。

私の立場は、店長の次に、実際に現場を仕切っているリーダーの役割だと思っています。運転は1台につき一人が担当しています。

昨年の7月からサービスが始まっていますが、ありがたいことに 9月~11月は予約がたくさんありました。冬の今は、島根は寒くて閑散期ですね。
春になるとまた増えるのではないかと期待しています。予約もありがたいことに、多い日は4台全て稼働しているときもありました。

お客さまはどんな方が多いのですか?

お客様は北海道から九州まで、いろいろなところからお客さまが来られました。お客さまは家族や友人、夫婦、カップルなど、本当にさまざまなです。

松江観光タクシーR2のWebサイトは、お客様の目に留まりやすいよう制作や広報にも力を入れています。そのかいもありネット検索した時に上位に出てくるため、そこで見つけて問い合わせされるお客様が多いですね。
アットホームな雰囲気のWebサイトなので、R2を選んだと言われるお客さまも。

またお客様のお問い合わせにはスピーディーな対応を心掛けているので、そこはお客さまには喜ばれています。

どんな風に対応されているのですか?

お客さまからメールや電話でお問い合わせをいただいた当日にまず一度ご連絡をします。お客様のご要望なども取り入れ翌日には行程表を仕上げます。
そのレスポンスの速さにお客さまは驚かれますね。

どういったところを周遊されるのですか?

観光地で多いのは、出雲大社、松江城、足立美術館ですね。お客さまによって行きたい場所はさまざまです。ずっと島根で暮らす私たちでも知らないようなお寺に、お客さまが行きたいとと言われるときもあります。

また、お店の指定まではないのですが、「出雲そばが食べたい」とは、よく言われますね。

今まで、北海道のマグロ漁師の方が大漁祈願に来られたり、NASAにお勤めの方がご家族を連れて石見銀山に行かれたり。本当にさまざまな方がいろいろな目的で観光タクシーを利用されています。

お客さまが知らない名所に、お連れすることもあるのですか?

出雲大社の近辺に行ったとき、少し足を伸ばして日御碕(ひのみさき)にご案内しました。
ここの灯台は、石で造った灯台では日本一の高さを誇り、上まで登ることができます。

目の前に日本海が広がり、晴れた日にははるか北方に隠岐島が見えることもあるんですよ。お客様は非常に喜んでおられました。

観光タクシーというお仕事

観光タクシーの業務で難しいと感じることはないですか?

観光タクシーの難しいところは、お客さまとのコミュニケーションだと思います。

私は人と話すことが好きなので難しいと思ったことはないのですが、サービス開始当初、少しシャイなスタッフはお客さまとのコミュニケーションに気を遣っていました。

観光タクシーのサービス開始前に、スタッフ全員が「おもてなし講座」を受講しました。その甲斐もあって、通常のタクシーとは一味違う「おもてなし」の面で差別化が図れていると自負しています。

「おもてなし」以外にも、運転の面でも気を付けています。
ふだん運転するトラックではなく、お客さまを乗せて走るので、極力振動の少ないスムーズな運転をこころがけています。

観光タクシーのやりがいは?

私たちのお仕事は、当日の運転だけではありません。
お客さまが行きたいスポットをつなげて、おすすめの場所を追加し、何パターンかの予定を組みます。コースによって金額や時間などが異なりますので、その中でお客さまにお好きなコースを選んでいただきます。

お客さまに満足いただけることが第一なので、「〇〇に行って良かった」という声を聞くたびにやりがいを感じます。
お客さまのことを思い浮かべて、「〇〇にお連れしたら喜ぶかな」とコースを考えるときも楽しいですね。
そして、自分が考えたコースを回って「行ってよかった」「楽しかった!」と言われると、かなりうれしいですね。

松江観光タクシーR2の強みは何でしょう?

やはり、おもてなしですね。私たちは観光タクシーを事業としているので、観光案内とはまた違います。

その分、「おもてなし」には注力しています。例えば、お茶やおしぼりを出したり、お客様が乗降される際には、必ずドアの前でお見送りをするなど…。これはどのスタッフも徹底しています。

会社から支給されたSDGsの賞金(注1)を、さらに「おもてなし」に利用したと聞きました。

一昨年の賞金は慰労会に使ったのですが、今回はタクシー事業が始まったこともあり、店長の尾形さんから「せっかくなら有意義な使い方をしよう」と提案があったので、使い方を変えました。

観光タクシーをご利用されるお客さまに食事の場所を提案する場合、時によっては私たちがまだ行ったことないお店をインターネットで調べ、口コミなども考慮しながら決めたことがありました。

ネットの情報だけでなく、自分たちで実際に行って知ることが大事だよねとなったので、会社からいただいた賞金を「お店の調査」に使うことに決めました。
みんなで調査を兼ねて、評価の高かった3店舗へ食事に行きました。

スタッフが松江の観光タクシーで紹介するお店を調査

せっかくなので、そのお店を紹介してもらえませんか?

おしゃれなお店のロゴが目印

美しい日本海を見ながら、美味しいお料理を堪能できます

「ガーブテラス出雲」は崖の中にあるホテルで、その上にそびえ立つ、おしゃれな洋食が食べられるレストランです。日本海が一望でき、今流行りの「映え」が狙える場所なんですが、若い方ばかりでなく、幅広い年齢層のお客さまがいらっしゃいました。

ボリューム感のあるピザはみんなでシェア

デザートは「味」も「映え」もバツグン

出雲市にあるおしゃれなイタリアンレストランです。イタリアで修行したシェフが出雲の食材を使ってイタリアの田舎料理を提供しています。とても人気のお店でランチは予約がとれないほどと聞きました。

落ち着いた雰囲気の店構えが期待感をそそります。

雲南市吉田町にある日本料理の名店です。

お店がある周辺は、島根県で昔、伝統的な製鉄技術「たたら製鉄」が行われていた場所で、映画「もののけ姫」の背景になったと言われています。
中国山地の山の幸と日本海の海の幸に恵まれているので、四季折々の美味しいお料理が楽しめます。

今回訪れた3つのお店は、いずれも安心してお客様におすすめできる素晴らしいお店でした。

今まで県外から来られたお客さまには、まず「出雲そば」をオススメしていましたが、今後は調査したお店もご提案してみようと思っています。

注1:流通では会社としてSDGs活動に力を入れており、毎月部署でのSDGs活動報告会を開催しています。毎年年始にSDGsアワードという一番SDGs活動を頑張った部署に表彰と賞金を授与しています。

流通について

流通にはいつ入社しましたか?

高校卒業後、別の会社で営業として働いていましたが転職し、縁あって2021年9月流通に入社しました。

営業のお仕事から、流通のサービススタッフとして転職してどうでした?

流通での初めての仕事はATMの運搬でした。営業中でお客さまがおられる金融機関の中を、500kgの精密機器を安全に運ばないといけないので、非常に気を遣ったことを覚えています。一緒に運んだ先輩の技を早く覚えたいと思いました。

流通では毎日違った仕事をするので、飽きることはありませんね。

一緒に働くスタッフの皆さんはどんな感じですか?

松江店は、アットホームな職場ですね!

どんなところがアットホームなんですか?

スタッフがそれぞれの仕事から事務所に戻ってきたら、コーヒーを飲みながらみんなでわいわいと話をします。
仕事帰りにもみんなで飲みに行ったりすることもあります。わけへだてなく話されるところが好きですね。良い意味で、気を遣わないですむ仲間です。

松江店のスタッフはみんな素直で良い人ばかりです。でもシャイなスタッフが多いので、「もっと自分を出して行こうよ」と思う時もありますね。(笑)

お仕事の目標はありますか?

頼られる先輩になりたいですね。

観光タクシーは天職だと思っています。だから、もっと成功させたいですね。
具体的な目標は、Googleの口コミを書いてもらえることです!これからの楽しみですね。

プライベートはいかがですか?

独身の時は仲間とよくサッカーをしていたのですが、結婚してからは、家族サービス一筋です。

同じ松江店で働いている妻は、毎日お弁当を作ってくれる明るくて優しい妻です。娘は1歳半になりました。いたずらっ子でかわいいですね。

【インタビューを終えて】
本田さんの日報を読むのが楽しくて、インタビューする機会を作ってもらいました。
ご自分でも言われるとおりコミュニケーション力が高いので、会話が楽しく、お仕事のお話を聞いているとワクワクしてきます。
松江の観光タクシーを私もぜひ利用してみたい! いろいろな場所を案内されながら、今回のおしゃべりの続きをしたいと思いました。

(了)

 

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