〔社長インタビュー〕2024年度新卒採用も含めた、流通の人事戦略ついて語ります

2023年4月3日、流通の入社式が開かれました。

今回は社長の江原に、2024年に向けた新卒採用を中心に、今後における流通の人事戦略についてインタビューしました。

令和5年の新入社員について

今年は新卒では高卒の男子4人が入社し、1人が米子店、残り3人が倉吉店に配属しました。
全員がサービススタッフとしての採用。運転の練習も含めた基本的な研修は終わったので、今は先輩たちと一緒に現場に出て、仕事を学んでいるところです。

新入社員たちに期待していること。

アフターコロナで通常体制になって初めての採用となりました。
今、いろいろなことがコロナ前に戻りつつあります。流通に入ったからには、何でもできるオールラウンドプレイヤーになってほしいと思っています。

会社説明会などで、「流通では専門職ではなくいろいろなことをできるようになってほしい」と話すと、流通に興味がある学生さんたちは「楽しそう」と目を輝かせます。

今年はN高等学校の学生が1人入社しました。N高でSDGsについて学んだので、SDGs活動を活発に行っている流通に興味を持ち入社したそうです。
4月のSDGs推進委員会にも参加しましたが、「SDGsは今まで学ぶことだったが、実際にやることに変わった」と、感想を語っていました。彼に限らず、最近、流通には学生時代ユニークな活動をしていた学生が入社してきます。

※N高等学校:学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、学校教育法第一条に定められた高等学校。単位制・通信制過程で、全日制高校と同じ「高校卒業資格」を取得できます。インターネットとICTツールを活用し、さまざまなカリキュラムの中から自分の“やりたいこと”を見つけ将来につなげていく学校で、2022年末現在、約24,000人が学んでいます。N高等学校のWebサイトより抜粋

2024年度に向けた採用活動について

2025年8月に「星取テラスせきがね(仮称)」をオープンさせる予定です。来年度は新入社員も含めスターティングメンバーになる可能性があります。

今までわが社は、貨物運送や貸切バス、イベントや人材サービスが主体でしたが、温泉宿泊施設という建物の指定管理者としてスタートすることになっている以上は、主力事業に持っていかねばなりません。

今まで流通が得意としていたスモールスタートで少しずつ成長させていくビジネスとは異なっています。建物が完成した時点でスタッフもそろえ、常に売り上げがあがる仕掛けを作っていかねばなりません。試算している売上や利益に近づけていくためにも、そこに興味がある人が欲しいですね。

せきがねは倉吉唯一の温泉地。今それしかPRできないところに、それ以外の付加価値をつけ、旅の目的地として選んでもらえるための企画・運営が必要です。そこに「自分の実力を発揮したい!」「挑戦したい!」、そんな人材を新卒・中途を問わず募集していきます。

今まで流通は、貸切バスの運行で観光業に参入してきました。今回は宿泊施設に泊まってもらうだけではなく、それ以外に魅力あるものを作っていかねばなりません。イベント企画やアドベンチャーツーリズムのノウハウを持っている人が来てくれるとうれしいですね。それ以外にも、地域の住民や事業者などの協力を得て何か体験できるようにしたいと思っているので、幅広い業務の経験がある人は大歓迎です。

大卒者の採用について

2023年卒の大卒者は社長就任以来初めて採用までに至りませんでした。来年度に向け、大卒者も積極的に採用活動を進める予定です。

流通は、今まで取り組んできた事業の幅を広げたいと思っています。

留学生も含めて、すこし変わった学生生活を送っていた、学生時代に何かに挑戦していた、そんな学生さんたちが、倉吉唯一の温泉施設・宿泊施設をつかって何か挑戦してみたい!と思い、流通に入社してくれるとうれしいですね。

せきがね以外の人材について

物流事業

鳥取中央物流センター「RYUTSU-PLEX」の拡張を今年中に着手するつもりです。また「RYUTSU-PLEX」以外にもニーズがあるので、別の物流センターも運営する構想もあります。

物流の仕事は倉庫や運送のオペレーション業務だけではなく、調達やシステムの構築など幅広い根強いニーズがあります。その分野に強い人材も集めていきたいと考えています。

バス事業

コロナ禍は、流通だけではなくバス業界全体的が動いていませんでした。今、その反動で、学校行事が重なるだけで地域のバス会社のキャパシティーがいっぱいになっています。

業界全体として、人材が異業種に転出しまっているケースが多いので、即戦力として大型免許、大型二種免許を取得している人材を採用するのが難しい状況です。

よって流通では併行して、社内で免許を取得し、戦力となる人材を養成する方針も執っています。

教習所の繁忙期が終わった今、旅客事業にも興味はあるけど免許がない社員は教習所に行って免許を取得しています。

流通の人事方針

流通は通年採用をベースにしており、近年は新卒から中途・シニア層まで幅広い世代との出会いがあります。
パートさんから正社員への登用はもちろんのこと、スタッフのライフスタイルの変化に合わせて、本人の希望で正社員がパートさんへ転向した事例もあります。そのスタッフは、今もう一度正社員へ戻っています。
そのような形で従業員に合わせて、柔軟に制度運用していきたいと考えています。

社外研修に関しても、会社からの指示があっていくものばかりでなく、社員自ら行きたい研修を探していくこともできます。会社の考え方に合う研修に行ってもらいたいので、社長決裁が必要ですが、スタッフ自ら稟議を挙げてくれることも増えました。

社内サークル活動への補助

また、サークル活動の補助制度を始めました。
先日のGWに社員発案では初のサークル活動を行いました。若手社員が発案したゴルフコンペです。私も参加し、大盛り上がりでした。

会社が音頭をとってイベントをするのではなく、社員自ら企画し楽しんでほしい。そのための補助制度です。
野球やゴルフなどのサークル活動に社員が5名以上参加していれば、上限5000円まで支給します。

他部署や家族を巻き込んだイベントへの補助

部署を横断し社員の家族も参加できるイベントで、かつ社内報で募集告知をすれば、15名以上の会社行事として、そのイベント費用を全額を会社が負担します(事前稟議要)。

これについては、梨狩り&ガイナーレ応援ツアー1件のみの事例となっているので、ぜひみんなに積極的に活用してほしいと思っています。

2024年に向け、江原はせきがね事業を中心に積極的に採用を活動を始めていくと語ります。
流通の事業、採用にご興味がありましたら、ぜひ、お問い合わせください。

一覧に戻る